どうも、生まれは昭和です。

犬神寧子のはんなり生活

夏日だった日の夜

頭が熱くて

体が動かなくて

布団の上で行き倒れた人みたいに腹這いで

ひいひいしてた

そのうち寝ちゃったんだけど

父ちゃんが布団を掛けてくれたので

私は風邪をひかずにすんだ

二年くらいまえだろうか?

私の寝相が悪くて布団がかかってなかったんだって

アラスカ並みの寒さで布団がなくて

朝起きたらすごい具合わるくてさ

それを言ったら

父ちゃんが

そりゃお前布団掛けて寝てないんだもん

などとぬかしたから

わしが

それ見たんなら布団をかけろ!

と怒ったんよ

それから父ちゃんは布団を掛けてくれるようになったのだ

子育てをせずに働いてお金を家に入れるだけのおやじだったで

基本的な「そこから?」なとこから指導しないといけないのだ

ただおやじのすごいとこは

あの母ちゃんと結婚したのはいいが離婚しなかったことだ

それはほんとにすごい

並大抵の忍耐力ではない

それを誉めたら照れてにやにやしてたけど

父ちゃんもギャンブルとかで

二回もでかいのやらかして

貧しく借金の生活したけど

そこに心のしこりもあるけど

けど、頭ではよかったと思ってる

貧しい生活でも若干狂った母親だったので

なにか苦しめられたような

助かったような

この間ガスを止められて

あっ、ガスが使えないとかなっても

懐かしさが込み上げてくるだけであった

この辺は銭湯がないからあーれーとか

そんくらいだよね

あとさ

兄ちゃんから旅行に行きます

21日に帰りますって

ここは見ないからと伝えないと