だって人間だもの みつを
一人でいるときのほうが孤独を感じない
二人でいるときのほうが辛すぎて
私の声は雑音で姿も気配もそこらへんの置物と同じ
母も同じ気持ちだったんだろう
こんな苦しい孤独を私で変わりに満たしていたのだ
あまりにもむごい仕打ち
お母さんを抱きしめてあげたい
寂しかったんだよねと
私はやっぱり人間を信じない
人間は人間を捨てるから
口からでる言葉全部その場しのぎ
私は私のことなど振り向かないそんな存在を頼りに生きていく
脆い精神で生きていくには
人間はつらすぎる
怒声が三方向から飛び込んでくるこのあしきいえ
私は私に問う
なんで私が生きているのか?